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作成日:2004年10月15日
幸田文さんの著作「崩れ」で描かれている各地の崩れ。いざ訪ねてみようという人に向けて備忘録的にちょっとまとめてみようと思います。私がまだ訪れたことがない場所(タイトルが○の場所)もインターネット等でわかる範囲の情報を集めてみました。講談社文庫版に基づいて記載のある箇所のページ番号を併記しています。
●日光男体山・大薙/栃木県(P.88〜P.94)
日本を代表する観光地の日光ですが、市内を流れる大谷川とその支流の稲荷川上流は崩壊地が随所にみられ、古くから砂防工事が行われています。
・アクセス
男体山の崩壊地は明智平展望台などで見ることができるので公共交通機関利用でも問題ないはず。大薙をはじめとする男体山の主な崩壊地は第1いろは坂の左手になります。
・ポイント
日足トンネルを通り、足尾の砂防施設まで足をのばしてみるのもよいでしょう。
●立山カルデラ・鳶山崩壊地/富山県(P.95〜P.126)
黒部ダムで有名な立山黒部アルペンルート上にある弥陀ヶ原高原に隣接して存在する、東西6.5Km・南北4.5Kmに及ぶ巨大なくぼ地が立山カルデラです。安政5年に崩壊した鳶山の2億立方メートルもの膨大な量の土砂がカルデラ内に堆積しており、それを食い止めるための砂防工事が100年以上の間続けられています。
・アクセス
立山カルデラ内は工事関係者以外立ち入り禁止となっており、見学するためには「立山カルデラ砂防博物館」の主催する体験学習会に参加する必要があります。
・ポイント
トロッコ列車コース以外でしたら、先着順で確実に申し込むことが出来るようです。あとは、天候が良いことを祈りましょう。
●稗田山崩壊地/長野県(P.127〜P.136)
1962年に新潟県東頸城郡松之山町で発生した大規模な地滑りが松之山地滑りです。現在は地滑りの防止工事によりほぼ安定しているとの事。解説施設等、詳細はわかりません。
・アクセス
関越自動車道 塩沢石打ICから国道353号で1時間
○桜島/鹿児島県(P.137〜P.162)
1962年に新潟県東頸城郡松之山町で発生した大規模な地滑りが松之山地滑りです。現在は地滑りの防止工事によりほぼ安定しているとの事。解説施設等、詳細はわかりません。
・アクセス
関越自動車道 塩沢石打ICから国道353号で1時間
○有珠山/北海道(P.163〜P.176)
1962年に新潟県東頸城郡松之山町で発生した大規模な地滑りが松之山地滑りです。現在は地滑りの防止工事によりほぼ安定しているとの事。解説施設等、詳細はわかりません。
・アクセス
関越自動車道 塩沢石打ICから国道353号で1時間