!!!ダムの仙人に逢いに行く(その3) 案内板の大雑把な地図を頼りに新興住宅地の蓬莱町の中を突っ切って行くと町はずれの山の中に案内板が立っていた。 {{ref_image 0027.jpg}} ここに間違いない。マムシに注意が気になるが、今は冬だ。暖冬とはいえ東北の冬。さすがに冬眠してるだろう。ふと、横を見ると、 {{ref_image 0026.jpg}} とあるが、ここは大人だから一人で行く。 {{ref_image 0029.jpg}} しばらくは自動車で進めたのだが、途中で道が終わってちょっとした広場が出来ていた。これがさっきの地図の駐車場だな、という事でそこから車を降りて歩き出す。所々草などが深いところもあるものの割と整備された歩道が続いていてこれなら楽勝だと高を括っていたら {{ref_image 0031.jpg}} 勘弁してくださいよ、と言いたくなるような朽ちかた。土台はしっかりしてるようなのでそーっと端の方を渡る。程なくしてしたのかわらとなにやら看板が見えてきた。ひょっとしていわれとか書いてあるのか、と近づいて読んでみると {{ref_image 0032.jpg}} 「助からなかったでしょう」って看板が遠い目をしてる。思わず笑ってしまったのだが、実際急に増水する場合があるので(発電用など利水を目的としたダムの場合特に)割と注意しないといけないというのは趣味でダムを回り始めて知ったことだ。 {{ref_image 0034.jpg}} そんなこんなで、ついに蓬莱岩にたどり着いた。そそり立つ巨岩に松が生えていて、なんだか水墨画で有りそうな形をした岩である。川原にゴロゴロしている石もみんな白くてちょっと非日常的な光景が広がっていた。聞こえるのは川の音だけで、不思議な心持でしばらくボーっとあたりを眺めていた。 [[その4|ダムめぐり/ダムの仙人に逢いに行く/その4]]に続く。